インプラントは、お口の中に入れて終わりではありません。
お口の中に装着されてからのメンテナンスが何よりも大切です。治療後は、きちんとしたメンテナンスとアフターケアを心がけてください。インプラントを長く機能させるためにはアフターケアとして定期的プロフェッショナルケアが不可欠です。
メンテナンスはまず装着した1ヶ月後、経過や口腔内環境により4ヶ月から6ヶ月と患者さんの状態により分けていきます。プロフェッショナルケア(PMTC)は、最低でも6ヶ月に一度はおこないましょう。
おもなメンテナンスの内容
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- インプラントの噛み合わせのチェック
- インプラントのネジのゆるみやインプラントの噛み合わせが合っているかをチェックします。インプラントの被せものが割れたり欠けたりしていないか、慎重に診査診断して咬合調整をします。また、歯ぎしりや噛みしめがあると認められた場合には、ナイトガード装着が必要です。
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- 歯周病のチェック
- 最低1年に1回はレントゲンによる、インプラントの周囲の骨の状態を診査します。 また歯周病精密検査を行いデータをとって経過をみます。プラークの残存、出血や腫れ、膿などがないか細かくチェックしてアフターケアの必要度を見ます。また磨けていないところの歯ブラシ指導も行います。
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- 口腔内の基本検査のチェック
- 虫歯の状態、口腔粘膜疾患の有無、顎の状態も診査、診断します。
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- 全身的な健康のチェック
- 体調についてうかがいます。高血圧、高脂血症、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病は歯周病悪化の原因になります。また新たなご病気の兆候などもお口の中の状態からわかることもあります。
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- 禁煙のススメ
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喫煙も歯周病やインプラントに大きく影響する要因のひとつです。インプラントの患者さんには禁煙をお願いしていますが、出来ない方には禁煙外来をご紹介しています。